提案便り 2024/8
8月の提案だよりは本社の岸見が担当させて頂きます。
右のキャラクターを誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか?
ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」の主人公マリオです。
皆さんはなぜマリオがこの様な容姿になったかご存知でしょうか?
「スーパーマリオブラザーズ」が発売された1985年当時ゲームソフトの容量は
1本あたり40KBしかありませんでした。
※右のマリオの画像サイズは10KBです。
性能が低く容量も小さい為、キャラクターの細かな表現ができず
開発者が苦肉の策として下記の様に対応しました。
1.ヒゲ→口の描写を削減
2.帽子→髪がなびく描写を削減
3.団子鼻→荒い画像でもどちらを向いているか判別できるように描写
4.オーバーオール→走ったりジャンプした時に腕の動きをわかりやすくする為に
マリオの容姿は制限があったからこそ決まったものだったんです。
また容量削減の一環として半分だけ画像作成→コピー→左右反転→画像を繋げる
という手法でアイテムや敵キャラクターを作っています。
この為、初期のマリオから登場しているアイテムやキャラクターには
左右対称の物が多いです。
こうして様々な制約の中、発売されたこのソフトは爆発的なヒット作品となり
任天堂を世界的な企業に押し上げる原動力となりました。
場所・人員・コスト等、仕事には様々な制約があります。
ですが制約があるからこそ創意工夫が生まれ新たな提案に繋がります。
今期も創意工夫で提案活動を推進していきましょう。